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ランドール報告 ランドールほうこくRandall report

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ランドール報告
ランドールほうこく
Randall report

1954年1月 23日アメリカの対外経済政策に関して設けられた C.ランドールを委員長とする委員会 (正式にはアメリカ対外経済政策委員会) が,大統領および議会に提出した勧告書。この勧告書は,(1) ドル不足問題から検討を進め,(2) 対外援助については,緊急事態への対処策としての役割は終ったので,再検討を行い,全体として拡大しないよう勧告し,(3) 通商上の障害をできるだけ低減して,一層自由な貿易を実現し,通貨の自由交換性の回復,アメリカ品優先購入法の緩和,互恵通商協定法の3年以上の延長,大統領関税引下げ権の拡大,農産物価格維持計画の廃止など,アメリカの通商自由化の方向を打出した。この勧告書は議会の反対もあって,その全部が実現されたわけではないが,アメリカの対外経済政策の方向を示唆する重要な勧告として,アメリカ国内および世界各国に大きな影響を与えた。

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