ラーゲリ(英語表記)Lager'

デジタル大辞泉 「ラーゲリ」の意味・読み・例文・類語

ラーゲリ(〈ロシア〉lager')

捕虜収容所。特に、第二次大戦後のソ連の捕虜・抑留者収容所。ラーゲル

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラーゲリ」の意味・わかりやすい解説

ラーゲリ
Lager'

ソビエト連邦で 1918年に創設された矯正労働収容所。普通は強制労働収容所と訳されているが,これはその実態からきたものであろう。ラーゲリがロシア文学なかで正式に取り上げられるようになったのは,1962年にアレクサンドル・I.ソルジェニーツィンが『イワン・デニーソヴィチの一日』を発表してからである。それまでこのテーマはタブーであった。以来多く作家がこのテーマを扱ってきたが,1973~76年に発表されたソルジェニーツィンの『収容所群島』によって集大成された。(→強制収容所)  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android