ルチアーノ ベネトン(英語表記)Luciano Benetton

現代外国人名録2016 「ルチアーノ ベネトン」の解説

ルチアーノ ベネトン
Luciano Benetton

職業・肩書
実業家 ベネトングループ創業者 元イタリア上院議員

国籍
イタリア

生年月日
1935年5月13日

出生地
ベネト州トレビーゾ

経歴
10歳の時父を失くし、夜学に通いながら働く。1965年弟のジュリアーノジルベルト、カルロとともにアパレル産業のベネトンを設立。カラフルな色彩と縫製後に染色するユニークな製造方法で人気を集め、’69年イタリア国内に1号店を開設。’70年初の海外店をパリに開設。’78年社長を経て、のち会長兼CEO(最高経営責任者)に就任。’90年東欧、旧ソ連に、’91年中国にも進出。100ケ国以上7000店舗の大企業に育て上げ、“イタリアの奇跡”と呼ばれる。また’85年から自ら広告キャンペーンを手がけ、司祭修道女のキス、コンドーム羅列、血塗れの新生児などのモチーフによるポスターが波紋を呼んだ。2003年CEOを辞任して経営の第一線から引退、2012年には会長も退任。1992〜94年イタリア上院議員(共和党)も務めた。またF1チームを運営。著書に「ベネトン物語―革新的企業哲学はなぜ生まれたか」がある。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android