レゼジードタヤック(読み)れぜじーどたやっく(その他表記)Les Eyzies-de-Tayac

デジタル大辞泉 「レゼジードタヤック」の意味・読み・例文・類語

レゼジー‐ド‐タヤック(Les Eyzies-de-Tayac)

フランス南西部、ドルドーニュ県の村。正式名称はレゼジー‐ド‐タヤック‐シルイユ。単にレゼジーともいう。クロマニョン人の骨が発見された地で、16世紀建造の城が現在、国立先史博物館になっている。ドルドーニュ川の支流ベゼール川沿いに位置し、ラスコー洞窟などとともに、1979年に「ベゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「レゼジードタヤック」の意味・わかりやすい解説

レゼジー・ド・タヤック
れぜじーどたやっく
Les Eyzies-de-Tayac

フランス南西部、ドルドーニュ県の小村で、クロマニョン人をはじめとする多くの化石人骨の発見地として知られる。正式には、レゼジー・ド・タヤック・シルイユLes Eyzies-de-Tayac-Sireuilという。人口909(1999)。ベゼール川の河畔に位置し、付近の谷沿いの石灰岩洞窟(どうくつ)から多くの化石人骨が発見された。クロマニョン洞(1868発見)のほか、ル・ムスティエ(1863)、ラ・マドレーヌ(1901)、フォン・ド・ゴーム(1901)、コンバレル(1901)などの洞窟がある。

[青木伸好]

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