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レペノマムス れぺのまむすRepenomamus

知恵蔵の解説

レペノマムス

中生代に生きていた哺乳(ほにゅう)類は、ネズミほどの大きさの夜行性動物で、主に昆虫を食べて、恐竜から身を隠す目立たない存在であったというイメージがある。ところが、2005年の論文に、中国の遼寧 (りょうねい) 省の白亜紀前期の地層(約1億3000万年前)から発見された哺乳類として記載されたレペノマムス・ギガンティクスは、大型犬並に全長1m以上で推定体重12〜14kgもあった。もう1種のレペノマムス・ロブストゥスのほうはオポッサムぐらいの大きさで、全長50cm以上、推定体重4〜6kgと考えられるが、化石の胃があったと思われる部分から、小さな草食恐竜プシッタコサウルスの骨が発見された。恐竜の歯は摩耗していて孵化後の幼体らしく、骨は関節するままなので、噛(か)み取った塊を丸のみしたらしい。レペノマムスの大きな前歯は鋭く、顎の筋肉が発達し、捕食者であったのだろう。

(小畠郁生 国立科学博物館名誉館員 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

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