レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ(読み)レーゲンスブルクのきゅうしがいとシュタットアムホーフ

世界遺産詳解 の解説

レーゲンスブルクのきゅうしがいとシュタットアムホーフ【レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ】

2006年に登録されたドイツの世界遺産(文化遺産)。レーゲンスブルクは、同国南東部のバイエルン州にある都市。州都ミュンヘンの約100km北に位置し、ドナウ川とレーゲン川が合流する地点近く、古くから交通の要衝として栄えた。旧市街はドナウ川南岸にある。1世紀頃にはローマ軍の駐屯地が置かれ、6世紀頃にバイエルン大公の居城が築かれた。神聖ローマ帝国の時代には帝国議会が開催されるほど重要な拠点となる。ここには、1135~1146年に建造されたドイツに現存する最古の石橋シュタイナーネ橋が架けられており、十字軍が渡った橋として歴史の記憶を刻んでいる。ドイツ・ゴシック建築の大聖堂は1275年に着工され、完成したのは1869年である。1663年から1806年まで帝国議会が開かれた市庁舎は、14世紀に建造された部分が現存している。また、対岸の旧聖カタリーナ慈善病院のあるシュタットアムホーフ地域も世界遺産に登録された。第一次、第二次世界大戦の被害を受けず、旧市街のローマ遺跡や中世の建築物が残されていること、建築様式の例証が残されていることなどが評価され、世界遺産に登録された。◇英名はOld town of Regensburg with Stadtamhof

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ【レーゲンスブルクのきゅうしがいとシュタットアムホーフ】

レーゲンスブルク

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