レーザーダイオード

化学辞典 第2版の解説

レーザーダイオード
レーザーダイオード
laser diode

発光ダイオードのさらに進んだもので,発光強度が強くなるにつれて光共振器からのフィードバックにより,誘導放出現象が優勢となって,コヒーレンスのある単色光を発光するのがレーザーダイオードである.従来のGaAsのレーザーダイオードでは,レーザー発振するためのしきい値電流が大きく,発熱のために室温での連続発振は不可能とされていたが,GaAsおよびGaAsとAlAs混晶の異質接合をうまく組み合わせることによって,活性領域へ光および電子と正孔を効率よく閉じ込めることにより,しきい値電流をきわめて小さくすることができ,室温での連続動作が可能となった.ダイオードレーザー気体レーザーと比較すると,エネルギーの変換効率がきわめて高く,消費電力の約50% を光として取り出せ,また,小型で出力光の変調が容易であるが,全出力が小さく,スペクトル幅や指向性が劣るなどの特徴がある.ほかに発振の観測されているレーザーダイオードとしては,GaSb,GaN,InP,InAs,InSb,SnTe,PbTe,およびこれらの混晶がある.[別用語参照]半導体レーザー

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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