ロク・ふみかご・ふみ(漢字)

普及版 字通 の解説


22画

[字音] ロク
[字訓] ふみかご・ふみ

[字形] 形声
声符は(録)(ろく)。張衡の〔東京の賦〕に「高に膺(あた)り、圖(と)を受く」とあって、天の符命をいう。讖緯(しんい)による予言道教では秘文の意に用い、〔隋書、経籍志〕「其のを受くるの法、初に五千を受く」とは〔老子〕をいう。はもとふみかごの意。のち秘の予言をいう。

[訓義]
1. ふみかご。
2. ふみ、竹簡
3. 道家の秘文、図、天神の策命。

[古辞書の訓]
名義抄 圖なり。シルス・フダ・ツブサニ・サヒタリ

[語系]
liokは同声。ことを具録する意。より別れて、特に讖緯の秘文をいう。

[熟語]

[下接語]
・銜・鬼・金・玄・受・真・摂・仙・僧・帝・図・道・秘・符・秉・宝・法・名・膺・霊

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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