ロゼオ塩(読み)ロゼオエン

化学辞典 第2版 「ロゼオ塩」の解説

ロゼオ塩
ロゼオエン
roseo salt

アクアペンタアンミン金属(Ⅲ)錯体[M (NH3)5(H2O)]X3(M = Co,Cr.X = 主として一価陰イオン)の通称.れんが赤色の結晶.ロゼオはバラ色の意味.プルプレオ塩からつくる.水に比較的溶けやすいことと,H2O 配位子がNH3配位子に比べて置換されやすいので,ペンタアンミン系列の錯体の合成精製過程で,ロゼオ塩を中間生成物として利用することが多い.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android