デジタル大辞泉
「ロドス」の意味・読み・例文・類語
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ロドス
Ródhos
ギリシア,エーゲ海南東縁,ロドス島北東端にある港湾都市で,同島の中心都市。前 407年頃ロドス島の都市国家連合の首都として建設され,地中海有数の貿易中心地に発展。マケドニアのデメトリオス1世による攻略 (前 305) の撃退を記念して,前 290年頃港に高さ 30m以上の太陽神ヘリオスの彫像が立てられ,ロドスの巨像として知られた。この彫像は前 225年頃地震によって破壊されたが,世界七不思議の一つとして今日に伝えられている。たばこ,ブランデー,石鹸,果実加工,製粉,造船などの工業が立地。港からたばこ,果実を輸出する。市は旧市街と新市街からなり,14世紀島を占領したヨハネ騎士修道会が築いた城壁に囲まれた旧市街には,中世の町並みが保存されており,1988年世界遺産の文化遺産に登録。その北を中心に 1912年以降イタリア人によって建設された新市街には,政府機関,ホテル,市場,国立劇場などがあり,近代的町並みが広がる。 1947年ギリシア領。人口4万 392 (1981) 。
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