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ロート根 ロートコン

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ロート根
ろーとこん

ナス科のハシリドコロScopolia japonica Maxim.またはその同属植物の根茎および根をいう。不規則に多少曲がった根茎で、長さ約15センチメートル、径約3センチメートルほどのもの。特異臭があり、味は甘く、のちに苦味をわずかに示す。主成分はl‐ヒヨスコチアミン、アトロピン、スコポラミンなどのトロパンアルカロイドで、ロートエキスなどの製造原料となる。[幸保文治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のロート根の言及

【ハシリドコロ】より

…種子は腎臓形で網目状の表面模様がある。根茎は生薬のロート根(こん)となり,ベラドンナの日本産代用品とする。有毒成分は複数のアルカロイドで,ヒヨスチアミンhyoscyamine,スコポラミンscopolamineなどを含み,胃痛,胃痙攣(いけいれん),十二指腸潰瘍などに用いられるロートエキスやアトロピンatropine(ヒヨスチアミンのラセミ体)の製造原料とする。…

【有毒植物】より

…山菜とまちがえて中毒する例の多い植物に,次のようなものがある。山林に自生するハシリドコロ(ナス科)の根はロート根といい,鎮痛,鎮痙に用いられるが,全草にアトロピン系のアルカロイドを含んでいて猛毒である。芽生えを山菜とまちがえてたべたりすれば,その名の通りに走りまわって止まるところを知らずついには死に至る。…

※「ロート根」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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