山川 世界史小辞典 改訂新版 「ヴィエンチャン」の解説
ヴィエンチャン
Wiangcan[ラオス],Vientiane[フランス,英]
ラオス中部,メコン川に面した都市。1560年からランサン王国の都となる。18世紀初めのランサン王国分裂後のヴィエンチャン王国は同世紀末からシャムに服属しつつも強盛となったが,1828年アヌ王の起こした対シャム戦争により滅び,ヴィエンチャンは荒廃した。1899年フランス領インドシナ連邦下のラオス成立に伴い首都となって復興し,1953年からラオス王国の行政都。75年以降ラオス人民民主共和国の首都。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報