強盛(読み)キョウセイ

デジタル大辞泉 「強盛」の意味・読み・例文・類語

きょう‐せい〔キヤウ‐〕【強盛】

[名・形動]勢いが強くて盛んなこと。また、そのさま。
土地は痩せ人口は少く、―な国家は作れません」〈阿部知二・冬の宿〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「強盛」の意味・読み・例文・類語

きょう‐せい キャウ‥【強盛】

〘名〙 (形動) 強くて盛んなこと。また、そのさま。ごうじょう。
暦象新書(1798‐1802)一一「天狼・大角織女の如きの恒星は、土星天より外に在て、而も光輝却而強盛なるは何ぞや」
※西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二「此時に当て大臣ペピンデリスタルなる者あり〈略〉威権最も強盛、内外の事皆其裁断を仰がざるものなし」 〔漢書‐息夫躬伝〕
[補注]「吾妻鏡」などにも「強盛」の例はあるが、「色葉字類抄」その他の資料により、「ごうじょう」と認定した。

ごう‐じょう ガウジャウ【強盛】

〘名〙 (形動) 強く盛んなこと。また、強い意志をもって力を発揮するさま。きょうせい。ごうせい
※吾妻鏡‐治承四年(1180)一二月二五日「御信心彌強盛」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「強盛」の読み・字形・画数・意味

【強盛】きよう(きやう)せい

つよくさかん。魏・曹冏〔六代論〕賈誼曰く、侯強なれば、亂を長じ姦をさん。夫(そ)れ天下治安を欲せば、衆(おほ)く侯をて、其の力を少なくする~に(し)くは(な)し。

字通「強」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android