山川 世界史小辞典 改訂新版 「ヴェルフェン家」の解説
ヴェルフェン家(ヴェルフェンけ)
Welfen
ドイツ諸侯中の名家。9世紀にバイエルンを基盤に興隆。12世紀にはバイエルン,ザクセン両公国を支配して,ホーエンシュタウフェン家と覇を競った。しかし,フリードリヒ1世(バルバロッサ)によるハインリヒ獅子公の追放後は勢力が衰え,領土も縮小された。一支流はブラウンシュヴァイク公となり,のちハノーヴァー選帝侯の地位を得た(1692年)。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報