ヴォルガ・ブルガール(その他表記)Volga Bulgar

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ヴォルガ・ブルガール」の解説

ヴォルガ・ブルガール
Volga Bulgar

7世紀中頃にハザルに攻撃されて西北カフカースからヴォルガ川中流域に移動した一部のブルガール人が建てた国家。その後ハザル可汗(カガン)国の貢納国となるが,10世紀初めにハザルが衰えるとアッバース朝交易を行うために接触し,イスラームを受容した。965年ハザル国の崩壊によって独立。ヴォルガ川沿いに都市を建設し,奴隷毛皮の交易によって栄えたが,1236年モンゴル軍に征服された。チュヴァシュやカザン・タタールはその末裔といわれるが確かではない。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む