ヴァーツラフ(英語表記)sv. Václav

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ヴァーツラフ」の解説

ヴァーツラフ
sv. Václav

907?~929(在位921~929)

チェコのプシェミスル家出身のキリスト教君主で民族的英雄。聖ヴァーツラフと呼ばれる。聖妃ルドミラの孫で,ブラチスラフ1世の子。ボヘミアモラヴィア支配を固め,ドイツ王ハインリヒ1世臣従を誓い,カトリック化に努めたが,ドイツの支配を恐れた弟ボレスラフによって暗殺された。キリスト教化の功により聖列を受け,ボヘミアの守護聖人となった。祝日は9月28日。プラハ随一の繁華街ヴァーツラフ広場には彼の騎馬像が立つ。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android