一に俵(読み)いちにたわら

精選版 日本国語大辞典 「一に俵」の意味・読み・例文・類語

いち【一】 に 俵(たわら)

  1. ( 大黒舞歌詞「一に俵ふまへて、二ににこっと笑うて、三に酒を造って」から出た言葉 ) 物事を並べあげるとき、その言い出しに用いる表現
    1. [初出の実例]「大黒殿や波濃大声 一に俵二には喰物三に酒」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第一七)
    2. 「一に俵(タハラ)、二階造り、三階蔵を見わたせば、都に大黒屋といへる分限者有ける」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む