一世ならぬ(読み)いっせならぬ

精選版 日本国語大辞典 「一世ならぬ」の意味・読み・例文・類語

いっせ【一世】 ならぬ

  1. 果報がこの世だけでなく、来世までも続くさま。
    1. [初出の実例]「わが身ながら一世ならぬ奴めかなと、三度戴き喜びけるは」(出典:仮名草子・恨の介(1609‐17頃)下)
  2. この世だけでなく、前世から続いているさま。
    1. [初出の実例]「こよひ不思議にもここに一夜をかりたてまつる事、一世ならぬ善縁なり」(出典:読本・雨月物語(1776)仏法僧)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android