一之宿村(読み)いちのしゆくむら

日本歴史地名大系 「一之宿村」の解説

一之宿村
いちのしゆくむら

[現在地名]朝日村一之宿

黍生谷きびゆうだに村の南にある。秋神あきがみ川左岸に位置し、西は栃尾とちお(一三五一・四メートル)。北の黒川くろかわ村からカラ谷に入って当村を通り、東方鳥居とりい峠越で野麦街道の猪之鼻いのはな(現高根村)に通じた。元禄飛騨国検地反歩帳に一ノ宿村とみえ、高一七石余・畑六町六反余(うち下々田三反余)。「飛騨国中案内」によれば免は三割八分七厘、家数二六、うち百姓一七・道場一・寺一・門屋五・家抱二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android