出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
とちお〔とちを〕【栃尾】
新潟県中部にあった市。近世は栃尾紬(つむぎ)の産地として知られ、以来、機業が盛んで、合繊服地を生産。全国有数の豪雪地帯。平成18年(2006)長岡市に編入。→長岡
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
とちお【栃尾】
新潟県長岡市の地名。近世は紬つむぎの産地で、近代織機に移行後は合成繊維の織物を生産。全国有数の豪雪地帯。
出典 三省堂大辞林 第三版について 情報
栃尾
とちお
新潟県中部、信濃(しなの)川支流の刈谷田(かりやた)川上流盆地にあった旧市名(栃尾市)。現在は長岡(ながおか)市の東部を占める地域。1954年(昭和29)栃尾町と下塩谷(しもしおだに)、上塩谷、東谷、荷頃(にごろ)の4村が合併して市制施行、栃尾市となる。1955年入東谷、西谷の2村、1956年に中野俣(なかのまた)、半蔵金(はんぞうがね)の2村を編入して栃尾盆地全域が市域となる。2006年(平成18)長岡市に編入。国道290号、351号が通り、長岡旧市街、見附(みつけ)市からバス交通の便がある。県下有数の豪雪地で、冬季は交通の途絶する所もある。旧中心市街栃尾は盆地を三分する三支谷の合流点にあたり、中世末上杉謙信(うえすぎけんしん)が少年時代を過ごした栃尾城(舞鶴(まいづる)城)の城下町として発生し、近世は長岡藩栃尾組の代官町となり、栃尾紬(つむぎ)の銘柄産地として知られた。見附市とともに全国有数の合繊織物産地として、テトロン、アクリル、ナイロン服地などの織物工場が立地する。東境にそびえる守門(すもん)岳は越後三山只見(えちごさんざんただみ)国定公園に入り、春山スキーの好適地をなす。刈谷田川ダム、道院(どういん)高原、秋葉公園などの観光地がある。[山崎久雄]
『『栃尾市史』全6巻(1977~1981・栃尾市)』[関連リンク] | 長岡市栃尾美術館 http://www.lib.city.nagaoka.niigata.jp/museum/index.html
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
栃尾の関連キーワード
|越後三山只見国定公園
|新潟県長岡市上の原町
|大湯温泉(新潟県)
|長岡市栃尾美術館
|新穂高[温泉]
|あぶらげんしん
|7・13水害
|植村角左衛門
|新潟県長岡市
|ガソリンカー
|植村覚左衛門
|大湯[温泉]
|長岡[市]
|長岡(市)
|上宝[村]
|栃尾[市]
|栃尾又温泉
|栃尾〈市〉
|穂高温泉郷
|見附(市)