一乗町(読み)いちじようまち

日本歴史地名大系 「一乗町」の解説

一乗町
いちじようまち

[現在地名]福井市順化じゆんか二丁目

上呉服かみごふく町・きよう町の境から東へ折れたところにある東西に延びる町。北は長者ちようじや町、南はうお町。天正年間(一五七三―九二)柴田勝家の城下町建設にあたり、朝倉氏居城の地一乗谷より家屋を移して成立した町。天正六年一二月二〇日付の柴田勝家掟書(法興寺文書)に「一乗町法興寺」とみえ、また同一三年七月二五日付一乗町紺屋十七人定書(橘家文書)にも「一乗町通井上一介・三階屋理右衛門、町東へ、神明之町板橋を堺、一乗之魚屋町南へ、一乗町くみを堺、取沙汰可申候」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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