一人一票の原則(読み)いちにんいっぴょうのげんそく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「一人一票の原則」の意味・わかりやすい解説

一人一票の原則
いちにんいっぴょうのげんそく

一人の有権者が他の有権者よりも多くの票を投じることがないようにする,民主主義における選挙の基本理念。全有権者が平等に選挙資格をもつという原則である。ただし,単記投票制という意味ではなく,連記投票制でもこの原則は成り立っている。たとえば大選挙区制における連記投票制の場合でも,選ばれる議席1に対して各有権者が1票以下 (完全連記制ならば1議席あたり1票,制限連記制ならば1議席あたり1票未満) の票を投じることに変りはなく,一人一票の原則を破ってはいない。なお,かつては財産,教育などの条件によって特定の有権者に2票以上与える制度もあった。

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