一口物(読み)ヒトクチモノ

デジタル大辞泉 「一口物」の意味・読み・例文・類語

ひとくち‐もの【一口物】

一口に食べられる程度の食物。つまみ。
旦那のお好きな―を」〈人・娘節用・後〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一口物」の意味・読み・例文・類語

ひとくち‐もの【一口物】

〘名〙
① 一口で食べられるほどの食物。すこしだけ盛って出す酒のさかな。つまみ。
※歌舞伎・染替蝶桔梗(1816)序幕「一口(ヒトクチ)ものに法螺ではない、鼻先まで此やうに、イヤ、むごい目にあふ事ぢゃ」
人情本仮名文章娘節用(1831‐34)後「旦那のお好な一ト口ものを」
② いくつかのものをひとまとめにしたもの。

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