事典 日本の地域ブランド・名産品 「一国斎高盛絵」の解説
一国斎高盛絵[漆工]
いっこくさいたかもりえ
広島市で製作されている。一国斎は尾張藩士・中村市郎右衛門を祖とし、2代一国斎が江戸時代末期に広島へ移住した。高盛絵とは、下絵に漆を塗り重ねて高く盛り上げ色彩をほどこして文様を立体的にする技法のこと。この技法は3代一国斎により完成した。以来、歴代一国斎が独自性を加えながら一子相伝で受け継いでいる。広島県伝統的工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報