一声称念罪皆除(読み)いっしょうしょうねんざいかいじょ

精選版 日本国語大辞典 「一声称念罪皆除」の意味・読み・例文・類語

いっしょう【一声】 称念罪皆除(しょうねんざいかいじょ)

  1. 仏語阿彌陀仏を念じて、「南無阿彌陀仏」とひと声念仏を唱える、その功徳によって、すべての罪業が除かれるということ。
    1. [初出の実例]「『一声称念罪皆除』と念ずれば罪みなのぞけりと見えたり」(出典:平家物語(13C前)一〇)
    2. [その他の文献]〔般舟讚〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android