一夜城(読み)イチヤジョウ

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精選版 日本国語大辞典 「一夜城」の意味・読み・例文・類語

いちや‐じょう‥ジャウ【一夜城】

  1. 豊臣秀吉が小田原城攻略のとき一夜のうちに築いたという、箱根石垣山(神奈川県小田原市早川)の城。遺構はほぼ現存国史跡。石垣山一夜城。
    1. [初出の実例]「ちっと見て敵も手を打一夜城」(出典:雑俳・雪の笠(1704))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の一夜城の言及

【墨俣[町]】より

…またこのころには,墨股は河川交通上の要地ともなり,ヒノキ材は木曾川を川下げして墨股から駄送された。1566年(永禄9)に織田信長は,美濃の斎藤氏を攻略するための拠点として,木下藤吉郎に命じて墨股城を築かせたが,藤吉郎は非常に短期間のうちに完成したので,この城が別名一夜城といわれたことは有名である。【旭 澄江】 1586年の洪水による河道変動以降,長良川と五六川など支川との合流点となる。…

※「一夜城」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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