一字缺(読み)いちじけつ

精選版 日本国語大辞典 「一字缺」の意味・読み・例文・類語

いちじ‐けつ【一字缺】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「けつ」は「缺字」の略 ) 天皇、または高貴な人の名に敬意を表する意味で、文中にその字のあるとき、その前の一字分を空白にすること。一字空(くう)。→一字台頭
    1. [初出の実例]「吾邦のむかしは、一字平出と一字闕まで」(出典:随筆・可成三註(江戸中か)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android