一宮寺家村(読み)いちみやじけむら

日本歴史地名大系 「一宮寺家村」の解説

一宮寺家村
いちみやじけむら

[現在地名]羽咋市寺家町じけまち

一宮いちのみや村の北、眉丈びじよう山南西麓の日本海を臨む海岸段丘に立地。南縁を外浦街道が抜ける。もと一宮村の枝村であったが(「公務当用記」加藤文書)、慶安四年(一六五一)分村したといい、地名は気多社門前で、神宮寺が所在したことに由来する(能登志徴)。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の高三五八石、三〇一石余分の免は四ツ八歩二厘、ほかは九ツ六歩四厘、小物成は外海船櫂役二八匁(出来)、猟船櫂役一五匁(出来)、網役二三匁(出来)、ほかに小物成銀一六匁(退転)があった(三箇国高物成帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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