2004年(平成16)に開学した愛知きわみ看護短期大学が直接の前身であり,2017年に4年制の一宮研伸大学へと改組した。その起源は1971年に開学した一宮高等看護学院にさかのぼる。建学の精神は「生命の尊重や人間の尊厳を守ることを基本とした豊かな人間性を育み,人々との相互信頼を基盤とした看護の提供者を育成することにより,地域に根ざした医療を実現する」である。2017年現在,愛知県一宮市にキャンパスを構え,看護学部97人の学士課程学生が在籍する。学びの特徴は,1年次から少人数ブループによるゼミナール形式の自律型学習が導入されていること,また実習病院との連携によるシミュレーション学習によって模擬的場面を想定した臨床実習が導入されていることである。助産師の選択課程もあり,同資格の取得をめざすことも可能である。
著者: 戸村理
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報