尊重(読み)ソンチョウ

デジタル大辞泉 「尊重」の意味・読み・例文・類語

そん‐ちょう【尊重】

[名](スル)価値あるもの、尊いものとして大切に扱うこと。「人権尊重する」
[類語]重んずる重視

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「尊重」の意味・読み・例文・類語

そん‐ちょう【尊重】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「そんぢょう」とも )
  2. ( ━する ) とうとびおもんじること。価値のあるものとして大切に扱うこと。そんじゅう。
    1. [初出の実例]「一人国主、如是尊重、四海黎民、誰為軽慢」(出典菅家文草(900頃)八・奉朱雀院太上皇勅重請停尊号状)
    2. 「自由を尊重(ソンチャウ)する英国の大学にして」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一九)
    3. [その他の文献]〔史記‐汲口伝〕
  3. ( 形動 ) とうとく荘重であること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「小野御堂儀式、尊重神妙也」(出典:後二条師通記‐寛治六年(1092)一〇月一〇日)

そん‐じゅう‥ヂュウ【尊重】

  1. 〘 名詞 〙そんちょう(尊重)
    1. [初出の実例]「八千の諸仏を供養し、恭敬し、尊重(ソンチウ)(〈注〉タトミヲモク)すべし」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)三)
    2. 「諸按司(あんず)に尊重(ソンジウ)せられて、安然として日をおくる」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)拾遺)

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普及版 字通 「尊重」の読み・字形・画数・意味

【尊重】そんちよう

尊び重んずる。〔漢書望之伝〕之・(少傅周)堪、本(もと)師傅(しふ)を以て重せらる。上(しやう)(孝元)位にき、數(しばしば)宴見せられ、治亂を言ひ、王事を陳(の)ぶ。

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