一擲(読み)イッテキ

デジタル大辞泉 「一擲」の意味・読み・例文・類語

いっ‐てき【一×擲】

[名](スル)一度にすべてを投げ捨てること。「微温的態度一擲する」「乾坤けんこん一擲

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一擲」の意味・読み・例文・類語

いっ‐てき【一擲】

  1. 〘 名詞 〙 思い切って一度に投げ捨てること。
    1. [初出の実例]「一擲(イッテキ)孔方、百万の黄金、夕の按摩一夜検校」(出典:滑稽本・戯場粋言幕の外(1806)上)
    2. 「私はそれまでの盲従の習慣を一擲し、断乎として反対した」(出典:俘虜記(1948)〈大岡昇平〉)
    3. [その他の文献]〔晉書‐孫綽伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む