按摩(読み)アンマ

大辞林 第三版の解説

あんま【按摩】

( 名 ) スル
体をもんで、血行をよくしたり、筋肉のこりをほぐしたりする療法。もみ療治。また、それを職業とする人。古く、療法として中国で発達。 「 -を取る」 → 指圧マッサージ
〔按摩を業とする人が、多く盲人であったところから〕 近世、盲人をいった語。

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精選版 日本国語大辞典の解説

あん‐ま【按摩】

〘名〙
① からだをもんだり、さすったり、たたいたりして患部を治療すること。また、それを業とする人。奈良時代の医疾令(いしつりょう)の規定では、按摩師は、外傷、骨折などの治療をも行なっているが、のちには、これらは医師の仕事となり、もんだりさすったりする療治だけが民間療法として残った。現在のものは、江戸時代に体系化された術式の流れをくむ。足力。腹取。もみりょうじ。あんまじゅつ。
令義解(718)医疾(政事要略所載)「摩生学按摩傷折方及判縛之法
洒落本傾城買四十八手(1790)見ぬかれた手「二朱はかし本やのはらひ、一分はあんまの心づけ」 〔南本涅槃経‐二六〕
② (近世、もみ療治は盲人が業とすることが多かったところから) 盲人。
③ (「あんまを取りましょう」などといって部屋に来るところから) 宿駅などの私娼をいう隠語。

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