日本歴史地名大系 「一文の渡」の解説 一文の渡いちもんのわたし 群馬県:邑楽郡板倉町西岡新田村一文の渡[現在地名]板倉町西岡新田 悪途西岡(にしおか)新田村から下野国安蘇(あそ)郡馬門(まかど)村字柳原(やなぎはら)(現栃木県佐野市)へ通じていた渡良瀬川の渡し。起源は不明だが、名称については、渡賃が一文であったためといわれる。渡しが盛んな頃は、船を待つ人たちを相手にした店があった。一文の渡の南方約二キロ、館林市大島の観音(おおしまのかんのん)にある観音堂境内の天保七年(一八三六)建立の道標に次の刻銘がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by