一水(読み)イッスイ

デジタル大辞泉 「一水」の意味・読み・例文・類語

いっ‐すい【一水】

ひとすじの水流
水や酒のひとしずく。一滴
「酒は―もたべぬ」〈虎明狂・止動方角

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精選版 日本国語大辞典 「一水」の意味・読み・例文・類語

いっ‐すい【一水】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一筋の流れ。水の流れ。同じ流れ。また、一つ湖沼や湾。
    1. [初出の実例]「同門告別泣春風、人道三龍一水中」(出典菅家文草(900頃)一・餞別同門故人各著緋出宰)
    2. [その他の文献]〔古詩十九首〕
  3. 一滴の水や酒。ひとたらし。わずかな水や酒のたとえにいう。
    1. [初出の実例]「酒は一すひもたべぬ」(出典:虎明本狂言・止動方角(室町末‐近世初))

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