一滴(読み)イッテキ

デジタル大辞泉 「一滴」の意味・読み・例文・類語

いっ‐てき【一滴】

ひとしずく。きわめて少量の意にも用いる。「酒は一滴も飲めない」「大海一滴
[類語]しずく水滴点滴滴り余滴雨滴雨粒雨垂れ水玉

ひと‐しずく〔‐しづく〕【一滴】

液体の一滴。「涙の一滴

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一滴」の意味・読み・例文・類語

いっ‐てき【一滴】

  1. 〘 名詞 〙 ひとしずく。一渧(いってい)
    1. [初出の実例]「金膏一滴秋の風の露、玉匣三更冷漢の雲〈菅原文時〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)上)
    2. [その他の文献]〔洞冥記‐三〕

ひと‐たま【一滴】

  1. 〘 名詞 〙 液体のひとしずく。いってき。
    1. [初出の実例]「ほととぎす聴きつつ立てば一滴(ヒトタマ)つゆより寂しわが生くが見ゆ」(出典別離(1910)〈若山牧水〉下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android