一町に三所(読み)イッチョウニミトコロ

デジタル大辞泉 「一町に三所」の意味・読み・例文・類語

一町いっちょう三所みところ

《「一町」は、距離では60けん、約109メートル》1町の間に3か所くらいしかない。まばらなことのたとえ。一丁三所
「次第に人倫絶えて、―ばかり」〈浮・永代蔵・三〉

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関連語 朝夕 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「一町に三所」の意味・読み・例文・類語

いっちょう【一町】 に(て)=三所(みところ)[=二所(ふたところ)

  1. ( 一町の間にわずか三(二)箇所の意から ) きわめてまれなこと。まばらに存在していることのたとえ。
    1. [初出の実例]「一町に三所ばかりかすかなる朝夕(てうせき)の煙(けぶり)」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)三)

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