精選版 日本国語大辞典 「一番仕立」の意味・読み・例文・類語 いちばん‐じたて【一番仕立】 〘 名詞 〙 江戸時代、番船(ばんぶね)の競走で、参加船の多い場合、二回以上に分けた、その一回目をいう。菱垣廻船の新綿番船と樽廻船の新酒番船は、それぞれ上方から江戸までを競走するならわしであった。一番走り。先走り。[初出の実例]「壱番仕立十弐艘之内、跡浮け六艘は廿二日出帆」(出典:四井屋久兵衛覚之事) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例