コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

番船 ばんせん

6件 の用語解説(番船の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

番船
ばんせん

(1) 「ばんふね」とも読む。江戸時代,上方から新酒,新綿などを江戸に輸送する際,江戸入津の第一番を競争した廻船。新酒など江戸到着が先かあとかによって価格差が生じるため,出荷を急ぎ,このため品質が低下して信用をそこなうことがあった。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

ばん‐せん【番船】

港口・関所などで、必要に応じて見張りや警護をする船。また、密漁を監視する船。ばんぶね。
新綿番船新酒番船の略称》江戸時代、上方から新綿・新酒を送るため、江戸へ到着する順番を競った廻船の称。

ばん‐ぶね【番船】

ばんせん(番船)

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

ばんせん【番船】

江戸時代に,菱垣(ひがき)廻船樽廻船で上方から江戸へ輸送される商品のうち,とくにその年の最初の綿や酒の積荷を積んで,同時に出帆して江戸到着を競争した海上レース。当時の人々はこのレースに賭をし,人気を集めた年中行事であった。綿の場合は新綿番船といって,大坂菱垣廻船問屋によって菱垣廻船が仕立てられ,酒の場合は新酒番船と称して,大坂・西宮の樽廻船問屋によって樽廻船が仕立てられた。その始まりは,新綿番船は遅くとも元禄年間(1688‐1704)と推定され,新酒番船も樽廻船が菱垣廻船から分離独立した1730年(享保15)以前に行われていた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ばんせん【番船】

河口・港などで見張りをする船。ばんぶね。
江戸時代、上方から新綿・新酒を早く江戸に送るために、江戸到着の順番を争った、菱垣ひがき廻船の新綿番船や樽たる廻船の新酒番船の略称。ばんぶね。

ばんぶね【番船】

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

番船の関連キーワード廻船樽廻船菱垣廻船荷船菱垣問屋菱垣船越荷樽廻船(樽回船)菱垣廻船(菱垣回船)菱垣廻船積問屋仲間

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

番船の関連情報