一番風呂(読み)イチバンブロ

デジタル大辞泉 「一番風呂」の意味・読み・例文・類語

いちばん‐ぶろ【一番風呂】

沸かしたてで、まだだれも入っていない風呂。また、その風呂に入ること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一番風呂」の意味・読み・例文・類語

いちばん‐ぶろ【一番風呂】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 古く、寺社などで一日うち何回か沸かして諸人を入浴させた風呂のうち、その日の一番最初の風呂。
    1. [初出の実例]「一番風呂巳下刻留、余人入了」(出典:言継卿記‐永祿七年(1564)七月一九日)
  3. 沸かしたてで、まだだれも入っていない風呂。また、それに最初に入ること。
    1. [初出の実例]「お客である正介が一番風呂にはいるのは当り前のような気がした」(出典:長春五馬路(1968)〈木山捷平〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android