一盛(読み)ひともり

精選版 日本国語大辞典 「一盛」の意味・読み・例文・類語

ひと‐もり【一盛】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 一杯だけ盛ること。また、その量。
    1. [初出の実例]「それに、豆ひともり、やをらとりて」(出典:枕草子(10C終)一〇八)
  2. [ 2 ] 〘 副詞 〙ひともの(一物)
    1. [初出の実例]「坏(つき)に油を一盛入れて居(すゑ)たり」(出典今昔物語集(1120頃か)四)

ひと‐さかり【一盛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一時盛んなこと。しばらく盛んなこと。ひとしきり。
    1. [初出の実例]「いざ桜我もちりなむひとさかりありなば人に憂きめみえなん〈承均〉」(出典:古今和歌集(905‐914)春下・七七)
  3. 特に、若い遊び盛り。遊蕩したい年頃
    1. [初出の実例]「一さかり身になる顔へ遠さかり」(出典:雑俳・柳多留‐初(1765))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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