一着物(読み)ひとつきるもの

精選版 日本国語大辞典 「一着物」の意味・読み・例文・類語

ひとつ‐きるもの【一着物】

〘名〙
一つしかない着物。一張羅(いっちょうら)
浮世草子西鶴置土産(1693)二「扨はあの子がひとつ着物(キルモノ)、かはりもなくてや」
※浮世草子・好色一代男(1682)一「風義はひとつきる物、つまだかに、白帯こころまま引しめ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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