一蓮寺地内町(読み)いちれんじじないまち

日本歴史地名大系 「一蓮寺地内町」の解説

一蓮寺地内町
いちれんじじないまち

[現在地名]甲府市太田町おおたまち

城下南端に位置する一蓮寺の門前町で、同寺の東西両側に南北の町並を形成する。北はみどり町二丁目と光沢寺地内こうたくじじない町、東は東青沼ひがしあおぬま村、西は遠光寺おんこうじ村。延宝九年(一六八一)の御公用諸事之留(坂田家文書)には「市蓮寺寺内」とみえ、その後一蓮寺門前、あるいは俗に一蓮寺町ともよばれた。一蓮寺地内町とあるのは宝暦三年(一七五三)の甲府勤番支配の申渡(「御用留」同文書)で、この時から当町は城下の惣町並に置かれることになった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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