一見識(読み)いっけんしき

精選版 日本国語大辞典 「一見識」の意味・読み・例文・類語

いっ‐けんしき【一見識】

※寄合ばなし(1874)〈榊原伊祐〉初「中位中道中分の処を以て申すので、そこが僕の一見識(イッケンシキ)とする所でござるが」

いち‐けんしき【一見識】

〘名〙 人並みすぐれた見識。物事に対して持っている、しっかりした考え。いっけんしき。
※小津桂窓宛馬琴書簡‐天保四年(1833)五月一日「それに擬して書つぎ候半に者、一見識なくては行れがたく候半歟」

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デジタル大辞泉 「一見識」の意味・読み・例文・類語

いち‐けんしき【一見識】

しっかりした考え。人並みすぐれたものの見方。いっけんしき。「古代美術に一見識をもつ」
[類語]見識識見教養

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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