一難去ってまた一難(読み)イチナンサッテマタイチナン

デジタル大辞泉 「一難去ってまた一難」の意味・読み・例文・類語

一難いちなんってまた一難いちなん

一つ災難が過ぎてほっとする間もなく、また次の災難が起きること。

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精選版 日本国語大辞典 「一難去ってまた一難」の意味・読み・例文・類語

いちなん【一難】=去(さ)って[=去(さ)ると]また一難(いちなん)

  1. 災難が次々と襲ってくること。
    1. [初出の実例]「一難去るとまた一難と、次から次へと順序を狂はさずに苦しみは来るものか」(出典:家族会議(1935)〈横光利一〉)

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ことわざを知る辞典 「一難去ってまた一難」の解説

一難去ってまた一難

一つの災難をようやく切り抜けたところで、ほっとする間もなく、また別の災難が襲ってくること。

[使用例] そのうえに一難去ってまた一難、今度はもう一つ追放令が出た。それには軍需工場の指定工場全部がやられた[松下幸之助仕事の夢・暮しの夢|1960]

英語〕Misfortunes never come singly. (災難は続くもの)

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