七九寸(読み)しちくすん

精選版 日本国語大辞典 「七九寸」の意味・読み・例文・類語

しちく‐すん【七九寸】

〘名〙
① (縦七寸(約二一センチメートル)、横九寸(約二七センチメートル)あるところからいう) 杉原紙を縦七寸、横九寸にしたもの。懐中紙として用いた。小杉原延紙(のべがみ)。〔和漢三才図会(1712)〕
② (七寸と九寸を加えると一尺六寸(約四九センチメートル)となるところから) 一尺六寸の脇差(わきざし)をいう。
浄瑠璃持統天皇歌軍法(1713)一「一寸でも脚(すね)をのべ紙と、腰にさいたる七九寸、かたっぱしに半切紙

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