七渡村(読み)ななわたりむら

日本歴史地名大系 「七渡村」の解説

七渡村
ななわたりむら

[現在地名]茂原市七渡

本小轡ほんこぐつわ村・新小轡村の北に位置する。文禄三年(一五九四)の上総国村高帳に七渡村とみえ、高二一三石余。寛文八年(一六六八)の鷹場五郷組合帳では旗本大井領一一八石余と同柴田領一〇二石余の相給。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳では高四二三石余、幕府領と旗本大井・芝田(柴田)領の相給で、家数九九。改革組合帳では旗本松平領が加わっており、旧高旧領取調帳では幕府領が消えている。天和二年(一六八二)当村の者が秣場杉苗を植えたことから西の北塚きたつか村との秣場境界争論となり、死人まで出て幕府評定所での訴訟となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android