七福神詣で(読み)シチフクジンモウデ

デジタル大辞泉 「七福神詣で」の意味・読み・例文・類語

しちふくじん‐もうで〔‐まうで〕【七福神詣で】

正月元日から7日までの間に、七福神を祭った社寺を巡拝して開運を祈ること。七福神参り。七福詣で。福神詣で。 新年》

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精選版 日本国語大辞典 「七福神詣で」の意味・読み・例文・類語

しちふくじん‐もうで‥まうで【七福神詣】

  1. 〘 名詞 〙しちふくじんまいり(七福神参)
    1. [初出の実例]「初春早々七福神詣するは、江戸以来の風俗にて」(出典:風俗画報‐二二四号(1901)七福遊び)

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世界大百科事典(旧版)内の七福神詣での言及

【七福神】より

…また,それにともない荒々しい姿のえびす,大黒,毘沙門なども柔和で円満な姿で描かれるようになった。江戸では,正月に七福神詣をしたり,宝船に乗った七福神の絵が初夢を吉夢にするために枕の下に敷かれたりした。また,各地に七福神を歌いこんだ民謡が残され,あるいは芸能にも残されている。…

【福神信仰】より

…狂言などには,富や繁栄を求めて夷(えびす)や毘沙門天などに参詣する者のようすが描かれているが,室町時代以降の都市や商業の発達にともなって福神信仰が展開したことが理解できる。また,江戸時代には各地に流行神(はやりがみ)が成立し,七福神詣のように,現世利益を求めて複数の神に参詣する習俗も定着してきたものと考えることができる。七福神【紙谷 威広】。…

※「七福神詣で」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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