日本歴史地名大系 「万能倉村」の解説 万能倉村まなぐらむら 広島県:福山市旧芦品郡地区万能倉村[現在地名]福山市駅家(えきや)町万能倉下山守(しもやまもり)村の北に位置し、東は深津(ふかつ)郡上岩成(かみいわなり)村・下岩成村。古代の山陽道が通り、品治(ほむち)駅(「延喜式」兵部省)に近く、多くの倉庫があったことから地名がおこったという説がある。元和五年(一六一九)の備後国知行帳によれば高三六二石余、元禄一三年(一七〇〇)の備前検地高は一千三五六石余。この増加は新涯(しんがい)の開発によるもので、服部(はつとり)大池からの灌漑用水により良田となったものであろう。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報