三つ一持法(読み)みついちもちほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三つ一持法」の意味・わかりやすい解説

三つ一持法
みついちもちほう

塩田地場を3分して2日おき持浜 (もちはま) にして鹹砂 (かんさ) を集め,沼井 (ぬい) の中に入れて鹹水を取る方法。地場を2分して隔日に採鹹するのを替持 (かえもち) といい,いずれも一種の休浜法。江戸時代後期,塩田の濫造,塩の生産過剰,価格低落に対し,全国生産高の 90%を占める瀬戸内十州塩田業者は,一定期間休業する休浜同盟を結び,明治時代に及んだ。この方法は一方で塩田労働者 (→浜子 ) の首切り,労働強化を伴い,また小規模の塩田自作,塩田小作の利益とも対立し抗争した。

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