日本歴史地名大系 「三ッ岳」の解説 三ッ岳みつだけ 富山県:総論後立山連峰三ッ岳大山(おおやま)町と長野県大町市との境をなし、標高二八四四・六メートル。越中側の古名は真砂(まさご)岳で、元禄一一年(一六九八)の浮田家の奥山廻記録(富山市郷土博物館蔵)に薬師(やくし)岳より寅卯の方角と記される。同一三年の奥山御境目見通絵図(県立図書館蔵)などにみえ、享和三年(一八〇三)の奥山御境目見通山成川成絵図(同館蔵)には「マナゴガ嶽」とある。花崗岩の風化した白い砂礫がマナゴ、マサゴの由来。三ッ岳は信州側の呼称で、山頂が三突起よりなることに由来。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by